ムダブログ

列車に乗るだけの素敵な休日の過ごし方のご提案

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どうも、ムダ祭り会公式twitter @mudafes の中の人・新美です。

「あー、列車に乗りたい!列車に乗らなければ!!
年に3~4回は感じる、ごくごく一般的な感情ですね。

でも、列車に乗って遠出しようとすると、思ったよりお金がかかりますよね。
あー、丸一日電車に乗っていたいなぁ。でもお金がないなぁ…

そんなとき、大回り乗車という強い味方がいるのです!

大回り乗車とは

列車の運賃は一般的に、乗車した距離が長くなるにつれ高くなります。
JR東日本の場合、

営業キロ 運賃
1~3km 140円
4~6km 190円
3361km~3400km 30560円

のように、距離が長くなれば長くなるほど運賃も高くなるのです。
これは当たり前の話。

しかし!
JR線には運賃計算の特例というものがございまして。
大都市近郊区間内のみを普通乗車券や回数乗車券で利用する場合、実際に利用した経路にかかわらず「最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができる」のです。
つまり、、、

東京駅から神田駅に向かうのに、山手線内回りを利用して1駅乗車するのと、山手線外回りを利用して28駅乗車するのは同じ運賃となるのです!
ただし、経路の重複途中下車が許されていません。

ルールをまとめると、

  1. 普通乗車券または回数乗車券を利用する
  2. 大都市近郊区間内のみを利用する
  3. 同じ駅を通らない
  4. 改札を出ない

これさえ守れば、140円で関東1都6県を1日で回ることも可能なのです!!!

大都市近郊区間と運賃計算の特例は、以下のURLを参考にしてください。
https://www.jreast.co.jp/kippu/1103.html

実際にやってきた

ということで、実際に1都6県をめぐる大回り乗車をやってきました。
というか、過去に個人的な趣味で行っただけなんですけどね。
その時のルートをご紹介します。

神奈川~東京

朝7時過ぎに南武線の稲田堤駅からスタートし、川崎へ向かいます。
この時点でまず神奈川県をクリア。

南武線に205系が走っていたころですね。懐かしい…

川崎からは東海道線で品川へ。
一気に東京都へ入ります。
神奈川県内の臨海部を走る「鶴見線」という路線は、大回り乗車で唯一改札から出られる「浜川崎駅」があるのですが、時間の都合でこの日は行きませんでした。
この鶴見線というのがまたとてもいい路線でして、工業地帯を突っ切るように走り、工場の従業員さんの通勤くらいにしか使われない路線なのです。
個性的な駅も多く、さながら小さなテーマパークのような…って鶴見線の魅力はまた後日にしますね。

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品川からは山手線外回りで日暮里へ。
今思えば、内回りに乗って上野から常磐線に乗ればよかったのでは?という後悔の念しかありません。
当時の僕「新宿で見たい列車があったんや…」

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ここまで、川崎駅や新宿駅のホームで電車を見ていた時間も含め、約2時間45分が経過していたのでした。

東京~千葉~茨城

日暮里からは常磐線で一気に茨城県の友部駅まで。
千葉県通ってないじゃないか!と思いかもしれませんが、ちゃんと通ってます。
ホーム上には降りなかっただけで、常磐線で通過はしました。
本当は成田とかまで行きたかったのですが、時間的に乗り継ぎがうまくいかなかった…

あと、複数人で行く場合は常磐線のセミクロスシートは本当にありがたいです。
ボックスシートに座れたら、この旅のクオリティが格段に上がります。
まあ、日暮里から乗ったので座れませんでしたけどね!

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大回り乗車では、特急券を購入すれば特急列車も利用できるそうなのですが、車内検札があったりするのであまりおすすめはしません。
僕は大回り乗車では普通列車か快速列車しか利用しません。
そもそも長い時間列車に乗るのが目的なので!
特急なんか乗ったらすぐに目的地に着いちゃうじゃないですか!
鉄道の進歩を全否定してしまったような気がしないでもないですが…

ここまでで約5時間経過。

茨城~栃木~群馬

友部からは水戸線で栃木県の小山駅へ向かいます。

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北関東は、個人的には大回り乗車の難関ポイント
それは、景色が一向に変わらないから!
行けども行けども田畑や山しかないのです。
最初のうちこそありがたがっていた「田舎っぽい空気」も、2時間も3時間もそんな景色を見せ続けられたら気が滅入るのです。

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延々こんな景色。
思ったより8倍はつらいですよ。

小山駅からは両毛線で群馬県の高崎駅へ。

東京都内でも郊外に行くと、乗り降りの際にはボタンを押してドアを開けてくださいという車両もありますが、この路線は手でドアを開閉する車両が走っています。
電車のドアって左右連動してないんだなぁ…としみじみ感じつつ、またも田舎の景色を眺め続けざるを得ないのであります。

ここまでで約8時間。
1都5県を制覇し、関東制覇まで埼玉県を残すのみとなりました。

群馬~埼玉~東京

高崎駅からは、ディーゼル車が走る八高線で埼玉県の高麗川駅へ。
首都圏以外では珍しくないディーゼル車ですが、関東近郊ではなかなか乗れる路線が少なく、寂しい思いをしています。

やはりディーゼル車は走行音が最高ですね。
バスに乗ってるような感覚になります。
列車に乗りたいって言って乗りに来たのにバスみたいって、本末転倒ですけどね。

僕は、ここでよくディーゼル成分を補充しています。
主に排気ガスから。

高麗川駅に到着するとすっかり日も暮れていました。
これで埼玉県も制覇し、1都6県の乗車を達成!
しかし、このまま終わりというわけにもいきません。
大回り乗車ですから、稲田堤駅の近くまで帰らなければなりません

ここからは景色を見るわけでもなく、ただただ列車に揺られ続けるのです。
しかも、帰宅ラッシュにつかまると満員電車に乗ることに。
最後の最後で、ラスボスクラスの難関が待っているのです。

川越線で川越→埼京線で武蔵浦和→武蔵野線で府中本町と乗り継ぎ、最後の南武線へ。

分倍河原駅で今回の大回り乗車は終わりを迎えました。
到着は21時過ぎ、運賃は稲田堤~分倍河原間の160円※です。
約14時間の列車旅は、たった160円あればできるのです。

※2013年当時。2014年の消費増税に伴い、現在の同区間の運賃は170円です。

まとめ

今回は、列車に乗るだけの素敵な休日の過ごし方についてご紹介しました。
ちなみに、これだけ長い時間改札を出ずにいると、自動改札で出場することはできません
駅員さんに事情を説明し、これこれこういうルートで来ました!という説明をすれば通してもらえます。
これがちょっと恥ずかしくもあるんですが、このときの駅員さんは苦笑いしながら聞いてくれました。

鉄道ファン、特に乗り鉄にとってはとても有意義な休日の過ごし方ですが、大回り乗車は鉄道ファンでない方にもおすすめです。
「列車で10分で行けるところまで、列車で丸1日かけて行った」という、ムダな経験が増えることでしょう。

また、今回は紹介していなかったのですが、駅構内のコンビニ(NEW DAYS)には、ご当地のお土産も取り揃えられており、それを見て回るだけでも観光気分に浸れますよ!
夏休みの予定はこれで決まり!ですね!

ではまたー。

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